カメラを向けられて一点の曇りもないテカテカピースができるか

できなくなったのはいつからか。褒められる→謙遜するの流れが当たり前になったのは。「これあげるよ〜」に対して2回遠慮みたいなのが暗黙の了解になったのは。大人とはそういうことやと言われてしまえばそうだが、だがしかし。

小さい頃の写真は。笑いすぎると肉が寄るだとか右顎のニキビだとか明日の締め切りだとか今日もシャンプー買い忘れただとかなんだとか、そんなことはさておいて。テカテカな笑顔でただピース。本当にただ、まぶしいピースをしてるんである。前歯が2本とも抜けていてもだ。ハードなエイジでサバイブするために得た色々と引き換えになくしてきたテカテカよ。そうだ、失うことが人生だ。何もかもが僕の前を通り過ぎていく。やれやれ。


謙遜だとかは時にかなり必要である。だがやはり、褒める→テカテカのありがとう!が、わたしはわたしはとても嬉しい。し、できるだけできるだけわたしもそうありたい。大人の今、前歯2本なしのテカテカを、出したい。今出すそれはきっとコクがあって深みがあって、良い味わいだろう、と、そんな気持ちを込め今夜はカレー。久しぶりの、お米様。


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おかしな人間の夢