ズブズブと対極に位置するピンときた人に前触れなくおすすめをきくのがすきで、なぜならそれは運命的になることが多いから。でつい先日もそれをして、例に漏れずかなりしびれる読書体験が訪れた、というより、に、襲われたというより、が、ものすごい勢いで通り過ぎていった。
銀河で1番静かな革命/マヒトゥ・ザ・ピーポー
という、GEZANというバンドの人の本である。本とか音楽とかに関する2020年5月現在の答えは、「アーティストを知ることが音楽なのではない。ビートルズを知るためにビートルズを聴くのではない。自分を知るためにビートルズを聴くのだ。聴こえてくる音楽から自分を映し出すことが音楽なのだ」たましいの場所/早川義夫が、優勝している。ああ全部これじゃんということになってからほとんどの説明がとてもラクになった。銀河で〜は現時点での何もかもの説明になるということ。1日の中で何回か優勝して、さそり座だけど今日誕生日な気がしたら980円のワインと520円のチーズを買うとか、バスタブきっちり100%お湯を張って風呂場でザバァァンゆわすとか、してたら出逢うべき時に映画みたいな風巻き起こる読書体験をすることになるのでよくできている。だから良い大人達がみんな知恵絞り出し何度もいつかのクセをなぞり泣き笑い生きるわけであるこの人生。
おかしな人間の夢
0コメント